秋のカナダを旅行する機会を得た。このときに感じたことを記述したい。
表題の「パノラミック・ハイウェイ」とは、トンネルを使わずに山の中をぬって走るように設計されている高速道路のことらしい。広大なカナダであるからできることで、日本国内ではあまり例をみないと思う。道路や鉄道を設計するときは少しでも速く、用地を最小限にという考えでトンネルで山を抜くという設計になりがちである。リニア新幹線は日本の山間部の大部分がトンネルで設計されて、車窓からの景色は味気ないものとなってしまいそうだ。
今回はメイプル街道を通ってロレンシャン高原の紅葉を楽しむ旅であったが、サトウカエデの鮮やかな紅葉と広大なカナダの自然を十分に満喫できた。
産業はスピードが優先であるが、観光にとっては遠回りでもゆとりがほしいものである。テレビで日光いろは坂の道路状況を報道していたが、ある意味パノラミック的には紅葉の景色を楽しみながら、渋滞も我慢できるのではと思いたい。
(旅行会社パンフレットより引用)
パノラミック・ハイウェイ
2016.11.22 更新旅行